- 養殖・加工事業 -
2019年5月1日、天草事業部が開業しました。
自社養殖したブリはもちろんのこと、パートナーが生産したブリやマダイ・シマアジなどを加工します。養殖場は2か所あり、熊本県天草諸島の最南端である牛深と加工場のある本渡で「ぶり」を育てています。
養殖部門では単に養殖生産を行うだけでなく、配合飼料の開発やアクアリンガル ® (魚の自発的摂餌行動を利用したニッスイ独自の給餌システム)の導入拡大など、養殖の高度化に向けた取り組みも行っています。
天草海域は海峡や瀬が多いため、潮の干満差が大きく潮流が速いことが特徴です。1日に2回づつある満潮と干潮の差が最大4mを超えます。育てているブリたちは潮流の中をしっかりと泳ぎまわり、身が引き締まります。ブランド名は「天之瀬ぶり」と名付け、出荷は今秋から開始します。
特にブリについては、ニッスイ中央研究所が開発した仕上げ飼料「シトラス(特許第6267438、6434111)」の唐辛子とみかん果皮との相乗効果で、血合肉の変色を抑えることに成功しました。